静かな坂道

登るも下るも静かな坂道がいい

私が自転車にハマった10の理由

はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由

 

それは本当に突然でした。

自転車でキャンプ、という記事をたまたま見つけました。

 

(たぶん)普通の女の子が、

クロスバイクを漕いで、

キャンプを楽しむ、というもの。

 

とても自由な感じ。

気分は突然に盛り上がりました。

 

ソロキャン道具なら揃ってるし(登山用)、

これからは自転車だな、と。

 

そこで色々調べて、まず“ハマった”のは・・・

 

 

1.シンプルさ

フレーム、ハンドル、サドル、ギア、ブレーキ、タイヤ

だいたいこれで構成部品は全部。

(いや、自転車はみんなそうなんですが・・・)

シンプルさを再認識しました。

 

2.キャリア

当初はマウンテン的な自転車、と思っていたのですが、

自転車屋さんのスタッフに相談したところ、

「ピッタリの自転車がありますよ」ということで紹介してもらいました。

 

荷物がきちんと積めるよう、キャリアがついてるのです。

そこを見ただけで、可能性がバーン!! と広がりました。

 

3.ドロップハンドル

今まで、マウンテンバイク、BMX、ダウンヒルバイクと乗ってきましたが、

どれもハンドルは割と横に広がったタイプ。

 

今回のは、生まれて初めてのドロップハンドル!

かっけぇ〜、のひと言!

 

4.クロモリフレーム&フォーク

「サスなんか付いてなくても、

クロモリだから乗り心地がいいんですよ」と

自転車屋さんのスタッフ。

 

クロモリってなんか「ツウ」な感じ。

ちょっと重いらしいのですが、

軽い自転車は知らないので、クロモリにこだわりました。

 

5.ぶっといタイヤ

ドロップハンドルが付く自転車の多くは、

細くて硬そうなタイヤを履いていますが、

選んだ自転車は、

ちょっとした段差でも、

荒れたアスファルトでも、

もちろんグラベル(砂利道)でも、

タフに走ってくれる極太タイヤを採用しています。

 

グラベルロードというカテゴリの自転車は、

そのほとんどが太いタイヤを採用しているのですが、

中でもこのNICASIO DROP SEは、極太です。

 

これがまた、かっこいい!

 

グリップもよく、

下りのコーナーをぐいぐい攻めて走れます。

 

 

ここまでが、自転車に、というよりも

NICASIO DROP SEにはまった理由、と言えます。

 

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▲これが私が選んだ自転車「MARIN  NICASIO  DROP SE」。今まで味わったことがない種類の自由を感じることができるのです。

 

 

6.登り坂

登山は登りの途中で立ち止まっても問題ないのですが、

自転車は坂道で止まってしまうと、再スタートがかなりしんどい。

 

だから、ひたすらに漕ぐ。

 

ゼェゼェやりながら、ギアを落とし、ひたすらに漕ぐ。

 

しんどいのは分かっていたはずなのに、

登りながら登ったことに後悔しながら、

ひたすらに数キロの登坂路を漕ぎ続け、

もう、これ以上登らなくていい、というところに来たときの達成感は

やはり登山に通づるものがあります。

 

そしてもちろん、「もうこれ以上、登りたくない」と思うのですが、

やっぱり行程に登坂路がないと、物足りなさを感じてしまうのです。

 

7.下り坂のエクストリーム感

ほぼ生身の身体がむき出しの状態で、

下り坂を猛スピードで下っている時のエクストリーム感は

これは病みつきになります。

 

若い頃やっていた、

夏場のスキー場を自転車で下る「ダウンヒル」を

ちょっと思い起こさせてくれます。

 

ただし、

下り切る頃に感じる「次は登りか・・・」という絶望感も

セットでやってくるのは、如何ともし難いです。

 

8.アドベンチャーな気分

フロントキャリアにテントや寝袋が入ったパニアバッグを搭載し、

リアキャリアにはバーナーやらタープポールやらの重量物を載せ、

フレームの間のフレームバッグにはメンテナンスキットと行動食、

そして、大事な食料を入れた小さめのザックを背負って走ります。

 

この非現実的な出立ちに、アドベンチャーな気分を感じ、

いつも気分が最大にハイになります。

 

この感じで坂を登るのはかなりきついのですが、

そのキツさも、いつしかアドベンチャーな気分に変わり、

ツーリングを重ねるごとに、ハマり度が上がっていきます。

 

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▲通学中の高校生に混じって、平日の朝にこの姿で走ります。もちろん、彼ら、彼女らにバンバン抜かされます。

 

9.移動の自由

クルマで走っていても、なんだあれ? と思うことはあります。

でも、立ち寄るにはかなり億劫。

 

これが自転車だと、おっ! と思ったら、

すぐにUターン!

 

細い道でも躊躇なく入っていって、

「これは!」というものを発見できます。

 

もちろん、歩きであればもっと自由ですが、

広範囲を楽しむ、というと

やっぱり自転車。

 

歩きよりも遠くに、クルマより自由に走る。

 

これが自転車のいいところです。

 

10.どんな時でも自分次第

もちろん、交通ルールに則って、

クルマや歩行者の邪魔になるようなことはご法度です。

 

このルールさえ守れれば、

常に「自分」というものを保つことができる乗り物です。

 

誰かに合わせる必要もないし、

合わせてもらう必要もない。

 

進みたければ漕げばいいし、

イヤなら道の脇で休んでいたらいい。

 

どんな時でも自分次第。

 

これを自由と呼ばずに、なんと呼ぶ?

 

自転車にハマる最大の理由は、きっとそこにあると思います。

 

 

 

5月から乗り始め、8月は暑さゆえにほとんど乗らず、

そして自転車で過ごす初めて冬を迎えます。

 

今のところ、めげる要素は見当たらないので、

きっとどんどんハマっていくのでしょう。

 

実は私、もうすぐ定年を迎えます。

 

こんなハマり方をして、大丈夫なんでしょうか・・・。