静かな坂道

登るも下るも静かな坂道がいい

ちょっと変なモノを買ってみました

私はガスバーナーの、

ゴーッという燃焼音が好きではないのです。

 

早くお湯が沸くし、

料理もできるし便利です。

 

オートキャンプでは私も使っています。

 

でも、山登りの時は使いません。

 

山はすごい静かなのに、

あの“ゴーッ”という音が、どうにもそぐわない。

 

だから、山に持って行く火は、アルコールストーブです。

 

確かに火力は弱いのですが、

お湯を沸かす程度ですし、

ましてやそんな極寒&強風な場所には行きませんから、

アルコールストーブで充分なのです。

 

もちろん、風よけは必要です。

それにコッヘルなどの食器を載せるので、

スタンドも必要です。

 

そこで最近、風よけ&スタンドを兼ね備えた、

ちょっと変なものを買ってしまいました。

一辺が開くので、折りたためば非常にコンパクト(薄い!)。

 

この四角い囲いの中には、付属の仕切り板を挟み込み、

その上に固形燃料などを載せて使うのですが、

火が上すぎるので、効率が少々悪そうなのです。

 

そこが悩みの種だったのですが、

セリアでたまたま見つけた「プリン作りのカップ」がピッタリフィット!

 

ちょっときついのですが、安定感は抜群。

 

そしてもちろん、アルコールストーブもピッタリフィット!

 

「風よけ&スタンド」ですから、

チヌークの6カップのパーコレータを載せても安定!

 

囲われているせいか、温度が上がって火力も上がり、

思ってたより早くお湯が沸きます。

 

ただ、外で使うときは、

やっぱりいつもの風よけを併用したほうが良さそうです。

 

 

約40年ぶりの丹沢湖

高校生の頃、何人かの仲間と、

オートバイで丹沢湖に行きました。

 

地学のテストで赤点を取った連中が、

丹沢湖近くの河原で、補修を受けていて、

それを冷やかしに行くためです。

 

ただ、私が通っていた学校は、

「三ナイ運動」、すなわち

●免許を取らない

●オートバイに乗らない

●オートバイを買わない

という、なんとも馬鹿げた運動を提唱していたので、

丹沢湖にオートバイで行ったことがバレた我々は

(赤点取った奴らにチクられた!)

その後、いろいろと気まずいことがありました。

 

丹沢湖の思い出はその程度で、

丹沢湖自体の印象はほとんどなく、

湖の北側の道は一方通行だったので、

走りやすかったな、というのが唯一の思い出。

 

 

そんなことを、昨晩、

Googleマップをフリックしていて、

たまたま目についた丹沢湖を見て思い出しました。

 

 

あれから約40年。

 

丹沢湖を見下ろせる山々には幾度となく登りましたが、

丹沢湖自体には一切行っていません。

 

というわけで、あの辺りを自転車で走ってみようと思い、

さすがに自走で丹沢湖まではしんどいので、

クルマに自転車を積んで出かけてきました。

▲朝8時の段階で気温3度。寒い!

▲もしかして気嵐?

 

本当は玄倉林道を走ってユーシンブルーを、

なんて思っていたのですが、

道は土砂崩れのため通行止め。

▲途中まで、なかなかのグラベルロードだったのですが、ここでおしまい。まだ2キロほどしか漕いでません。

▲それでも川底は綺麗なブルー。

 

引き返して丹沢湖の周りを走ったり、

三保ダムを眺めたり、

世附方面まで行ったりと、

25キロほど走ってきました。

左:丹沢湖のシンボル、永歳橋。右:三保ダムを上から覗く。なぜか下には茶畑がある。

 

▲湖の中に沈んでいく道。故郷が沈むというのは、どんな気持ちなのだろう。

左:奥に富士山が! 右:丹沢湖にかかる大仏大橋は補修作業のため通行止めでした。すごいところで作業してる!

 

左:終始天気が良くて、気持ちよく漕げました。右:丹沢湖の周りはトンネルが多い! これは世附隧道。

 

 

記憶の通り、湖の北側の周回路は一通でした。

 

平日ですから、クルマやオートバイ、

ましてや自転車にも一切会わず、

ひとりで気持ちよく、

一通の道を自由に走ることができました。

 

 

寒さはなかなか厳しかったですが、

天気がものすごく良くて、

しかも静か。

 

 

本日も最高のサイクリング日和でした。

 

 

 

帰りに中津川の源流がある

松田町の寄(やどりき)に行ってみました。

 

寄の奥には、

丹沢湖まで抜ける林道があるのですが、

やはりゲートは閉まっていました。

 

走ったことはないのですが、

きっと良い道。

 

 

使わないのはもったいないと感じてしまうのですが、

きっと重大な理由があるのでしょう。

 

仕方ないですね。

 

 

でも、せめて自転車だけでも!

と、思うのです。

 

▲帰りの246号線でコマツ製のライトアーマーの隊列に出くわしました。写真では3台ですが、その前後にもいて、合わせると十数台。他にもトヨタメガクルーザーベースの高機動車も10台近く走っていました。

 

ひと月ぶりの多摩霊園

先月の多摩霊園は、まだ完全に紅葉していなかったのですが、

昨日、ひと月ぶりに訪れてみると、

イチョウの葉は完全に散っていましたが、

モミジ(カエデ?)はギリギリ間に合いました。

 

明日は天気が良さそうです。

 

登り納めはやはり、大山です。

 

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気分が上がらなかったサイクリング

日曜日に起きた残念な出来事は、

月曜日になっても繰り返し報道されていました。

 

予定では、月曜日は喜びの余韻に浸りながら、

Amazon Prime VIDEO三昧だったのですが、

やはりそんな気持ちにはなれず、

寒空の下、自転車を漕ぎ始めました。

 

行き先を決めずにダラダラと漕ぎながら、

最近、休みの日の天気が悪いなぁと思いつつ、

途中、綺麗に色づいた葉っぱに、少し気分も晴れて、

久しぶりに海へ向かうことに。

 

車通りの少ない小田急江ノ島線沿いの住宅街を走ります。

通勤・通学がひと段落した時間帯なので、

とても静かです。

 

公園にも誰もいなくて、

曇り空も相まって、うら寂しい感じです。

 

通常、海へ向かう時は、

境川沿いのサイクリングロードを南下するのですが、

あの道を走るたびに“巡礼”という言葉が頭をよぎるので、

あえて避けています。

 

 

 

途中、セブンイレブンで肉まん休憩をとっている時に、

ネットに気になる情報が!

 

「藤沢で新たに二基の古墳が見つかった」とのこと。

場所はいすゞ自動車の藤沢工場そば。

ここから約7キロ。

 

現場は「下土棚夏苅東遺跡」。

20分ほどで現着したのですが、

見つかったとされる古墳は、奥の方の柵あたりにあり、

本日は間近でみることはできませんでした。

 

2000年近く前に、ある程度の規模の集落がここにあり、

下に流れる引地川沿いで稲作をしていて、などと考えると、

妙にワクワクしてしまいます。

 

しばらく作業を眺めたあと、

帰路につくことにしました。

 

新幹線の脇を走り、

途中にある綾瀬スマートインターを見て、

などと思っていたのですが、飛行機を見て、

厚木飛行場へ向かうことに。

 

中原街道へ進むと、ピラミッドが!

後から知ったのですが、このピラミッドは永代供養塔で、

小さい方はペット用、とのこと。隣の大法寺が建てたものらしい。

 

 

 

そのまま中原街道を上り、厚木飛行場が一望できる公園に到着。

デカい望遠レンズを携えたカメラマンたちの横で、

飛び立つことも、飛んでくることもない静かな飛行場を眺めた後、

「あったかいモンでも食って、帰ろうかな」となりました。

 

 

自転車はとても自由で、いつも気分を良くさせてくれますが、

さすがに今日は、日曜日の暗い気持ちを引きずったままの

サイクリングとなりました。

 

ひらめきや気づきを、そのままにしてはいけない。

今週のお題「人生変わった瞬間」

 

外からの刺激に対して「ひらめき」や「気づき」があり、

そのひらめきや気づきを、

どう表現するか、どのようにアピールするかによって、

その後の人生は変わってくると思うのです。

 

 

大学4年生の秋。

私は雑誌づくりに携わりたくて、

出版社を何社か受けたものの、

全て不採用。

 

さて、どうしたものかと考えあぐねていた、ある日曜日の朝。

 

たまたま目にした毎日新聞の日曜版。

そこで、

「編集部拝見」というコーナーで紹介されていた

とある雑誌の編集部。

 

とある雑誌の内容はもちろん、

その編集方針に感銘を受け、

ココしかない! と思い、

その編集部へ勝手に履歴書を送りました。

 

アピールする手段はどうあれ、

日曜版を見た私はその時、何かを感じたのです。

「あぁ、良い編集部ですねぇ」だけではなく、

自分の波長と合った、というか、

絶対に逃してはいけない!、という何かを感じたのです。

 

 

数日後、毎日新聞の日曜版に出ていたと思しき編集長から、

「とりあえず、バイトで良ければ、来てみて」と電話が!

 

次の日の朝、渋谷にあるその出版社へ行ってみました。

 

その出版社の建物は、

2階建てアパートの上下2部屋ずつを

ぶち抜いたような作り。

 

1階の事務員の女性に「編集部は2階ね」と言われ、

見上げた階段の上のフロアは薄暗く、

人の気配もなし。

 

上がって編集部を覗いてみると、

床に死体袋(寝袋で寝ていた編集部員)が3つ、転がっていました。

 

これは、帰ったほうが良さそうだ・・・、と思ったところで、

部屋の奥の方で、

ワープロ(1987年当時)のディスプレイの光に照らされた

あの編集長の顔が、ほんのり見えました。

(当時の光景は、今でも細部にわたって覚えています)

 

あの日から、普通の人が送るであろう人生ではなく、

私の冒険者じみた人生が始まったのです。

 

ジャングルや砂漠を走ったり

少数民族の方々と生活を共にしたり、

雪山で遭難しかけたり、

豪雨で10日間も足止めを食らったり、

なぜかショットガンで撃たれたり、

運転していた車が横転して、湖に沈みそうになったり・・・。

 

あの日、毎日新聞の日曜版を見ただけでなく、

絶対に逃してはいけない、と強く思えたからこそ、

普通の人生とは少し違う、

濃密で素晴らしい時間を過ごすことができたと思うのです。

 

私はその出版社に、約12年間在籍していました。

 

私がその出版社に入って10年を過ぎたあたりから、

雑誌の売れ行きが下がり始め、

次の手を提案するも却下され、

社長との関係も悪くなり、

辞めざるを得なかった状況となったのも事実ですが

9.11というとてもショッキングな出来事もあり、

タイミングとしては、今の生き方を考え直す時期でもありました。

 

ただこの時、失うものはありませんでした。

バツイチにもなっていたし、

養わなければならなかったのは、犬1匹でしたから。

 

そしてこの時、

ダラダラと犬と二人で過ごしながらも

またしても新しい刺激を受けた私は、

新しい人生を歩み始めることができました。

 

 

 

今回のお題「人生変わった瞬間」を考えてみたら、

ちょっと特異かもしれませんが、

私はいい人生を送っていることを改めて実感できました。

 

たとえこの瞬間に死んでしまっても、

自分の荷物の処分や、

クルマの名義変更などの後処理で

誰かに迷惑をかけるので申し訳なく思いますが、

人生に悔いはありません。

 

ただもしかして、今後

何かを感じる刺激を受けたとしたら、

絶対に逃すことなく、人生を変えていくのだと思います。

 

今年は間に合いました「紅葉の大山寺」

毎年、紅葉で映える大山寺に訪れようとするも、

いつも少し遅れて、最盛期を逃していました。

 

なので今年こそは! と意気込んで大山寺へ行ってきました。

 

いつものように日向薬師方面からアプローチ。

朝7時半ごろからのスタートですが、登山者と思しき方がすでに数名。

 

ここでこんなだから・・・、と思った通り、

大山寺はなかなかの人出。

 

でも、周りの紅葉っぷりを見れば、この人出も納得です。

ちょっと雲が出てきてしまって、天気はスッキリしなかったのですが、

とてもキレイな紅葉に包まれて、いい気分になりました。



そのまま険しい階段を登って阿夫利神社(下社)に向かったのですが、

ちょうどケーブルカーが到着したようで、

大山寺以上に大混雑!

 

神社まで登らずに、見晴台方面へ折れました。

 

見晴し台から降りる時は天気も良くなりました。

 

人が多く、かなり騒がしい状況でしたが、

イベントに参加できたような気分で、ちょっと楽しい時間が過ごせました。

 

ホントは静かな山が好きなのですが、たまにはいいですね。

 

 

 

水源、トロッコ、117クーペ

先週、帷子川沿いのサイクリングで、

とても気になった「帷子川水源」。

 

Googleマップに載っているぐらいですから、

それなりの施設かと思っていたのですが、

ちょっと分かりにくくて、何度か通り過ぎてしまいました。

 

で、出会えた水源がココ。

メインの通りより下がった場所にあるので、

自転車で行く場合は、ややこしいのです。

水源からはしばらく小川となって流れています。

そして、先週行った横浜まで続いているのです。

 

▲帷子川水源のすぐ近くに、以前「横浜温泉」がありました。天然温泉との事でしたが、すでに廃業しています。

 

▲大貫谷戸水路橋の西側の付け根に登ってみました。この橋は業界的には相当貴重な存在とのこと。

 

 

続いて目指したのは、水道みちに残るトロッコのレールです。

津久井から野毛山まで、水道鉄管を敷設する際の資機材運搬用のトロッコです。

 

唯一、レールが残っているのが、ココなのです。

130年以上前のレールです。

残っているのは、ほんの数メートルです。

周辺の発展や利便性のために、レールを敷いたり鉄管を敷設したりと、

ここで尽力された方々がいるかと思うと、

感慨深いものがあります。

 

 

今日は出発が遅かったので、すでに13時を回っていました。

天気がよく、気温も上がって、本日もサイクリング日和でした。

 

 

というわけで、帰ることとします。

 

 

 

※帰りしなに、3代目の117クーペに出会いました!

ジウジアーロデザインです。

初代はコンクールデレガンスを獲得しています。

初代、2代目は丸目4灯で、イタリアンな雰囲気の車です。

後継車はピアッツァです。