静かな坂道

登るも下るも静かな坂道がいい

【低山ハイク】逗子・鷹取山と磨崖仏

相模原から横浜に越して、

大きく変わったことのひとつに、

丹沢が遠くなってしまったことがあります。

 

それまでは自宅を出て1時間もかからずして

登り始めていた山が、

今では移動だけで優に2時間を超えてきます。

 

移動で2時間(往復4時間!)だと、

ちょっと遠征レベル。

 

やはり横浜から移動が1時間程度で登れる山・・・。

 

となると、三浦半島の山、になるわけです

 

というわけで今回は

横須賀市と逗子市の境にある、

鷹取山を歩きました。

 

標高は139m!

山容が妙義山に似ていることから、

「湘南妙義」と呼ばれているとか?

 

 

登山道入口はJR東逗子駅のすぐそばです。

 

早朝、オートバイで自宅を出発。



6時ごろに東逗子駅に到着しました。

駅の駐輪場にオートバイを止め、そこから300mほど北へ歩くと、

天台宗 神武寺」の碑があります。

ここが登山道入口です。

 

歩き始めてすぐに林の中の道になりました。

 

 

すると、ギャギャギャギャッ! と、

警戒なのか威嚇なのか・・・、

でも、絶対に歓迎されてはいないであろう声で迎えられます。

 

リスです。

 

 

すばしっこいので写真は撮れないのですが、

頭上の木々を渡り歩き、

そしてあちこちで、

ギャギャギャッと鳴いています。

 

 

見た目はかわいいのに、

ちょっとイヤな感じです。

 

 

 

そんなハラスメントを受けながら、

うっそうとした林の中の道を歩くこと約20分、

神武寺に到着しました。

 

▲「逗子八景」にも選ばれている鐘楼。

▲仁王門の奥に薬師堂があります。

 

 

神武寺から先の登りは、

石畳の道になりました。

 

雰囲気はいいのですが、

コケが付いていて滑ります。



石畳を登り切ると、岩の多い道となるのですが、

やはりここもコケがついています。

 

今日はソールが固い登山靴ではなく、

柔らかいハイキングシューズなのですが、

やはり滑ります。

下りは絶対に一度は転けると思います。

(ハデに二度、やっちゃいました)

 



 

 

鎖場もあります。

 

神武寺山の頂上あたりからの眺め。鉄塔がニョロニョロのように見えます。ここは“横横”のトンネルの真上です。

 

やがて道は稜線伝いとなり、

周りに大きい岩が目立ち始めた頃、

鷹取山石切場跡地に到着しました。

 

 


垂直に切り立った第三期層凝灰岩の壁には、

いくつものハーケンが打ち込まれていて、

頻繁にロッククライミングが行われていることが伺えます。

 

切り立った凝灰岩の頂上に見える展望台が、鷹取山山頂です。

展望台からの眺めも気持ちいい!

▲切り立った岩山が、独特な雰囲気の山頂広場。岩肌の無数の穴はハーケンの跡?

 

ウツギ、ガマズミ、マルバウツギ、見頃は終盤かと思いますが、白い花が群生していました。赤いのは何イチゴ?

 

山頂下には公園があって、キレイなトイレもあります。ありがたいです。

 

 

そして、広場から、

5分ほど下っていくとありました!

 

磨崖仏です

高さは10mほど。

木々が生い茂る場所に突然現れます。

 

周りの雰囲気とは別に、

とても穏やかに優しく笑っているように見えました。

 



 

 

今回は今までになくダラダラ歩いて

2時間半ほどの山行でした

 

道は滑りやすい場所があり注意が必要ですが、

概ね安全。

 

歩きごたえもありました。

 

▲帰り道、ようやくリスを捉えることができました。

 

 

 

 

帰りは葉山から八景島あたりまで、

釣りのポイントを探しながら帰りました。

 

そしてお昼ご飯は、鶴見のいつもの満州園。

 

のんびり過ごしたつもりでも、

午前中でこれだけ多くのことを楽しめました。

 

 

次は、もう少し南の方の山へ行ってみましょう。