近所の山を歩き始めたのが2014年。
そして次の年から、富士登山を毎年恒例行事にしてきました。
でも、今年は登りませんでした。
やっぱり、混んでるから・・・。
で、趣向を変えて、
二番目に高い山、北岳から富士山を眺め、
それでも飽き足らず、
宝永山に登ってきました。
出発は「御殿場口新五合目」。
何しろ、駐車場は無料。
トイレもキレイ。
水塚に比べて静か。
ここから富士山山頂まで歩くのは、かなりしんどいと思いますが、
手前の宝永山なら、双子山を経由してぐるっと回るルートで、
約6時間。
おおよそ富士山とは思えない富士山の山容と、
富士山ならではの高山植物、
さらには現実離れした風景の火口を歩くなど、
完全に、好みの道! なのです。
しかし、予想をはるかに超えて、
キツかったぁ。
今回のルートは、
登山口の鳥居をくぐり、10分程度歩いたところにある大石茶屋から、
西にある双子山の間を抜けてさらに西へ。
途中の小天狗塚より北上して、
第三、第二、第一火口を経由して、宝永山へ。
宝永山からは大砂走りで下山、というルート。
鳥居から小天狗塚まではアップダウンが少ないものの、
小天狗塚から先、宝永山までは、ひたすらに登りです。
しかも、本当に静かです。
鳥居から第二火口まで、誰にも会いませんでした。
遠くにワサワサ動いて見えるのは、
みーんな鹿、でした。
本当に静かで、天気が良ければ最高の景色が見られて、
どこの山にもない独特の雰囲気の中を歩けます。
思い出すだけで、ニヤけます。


▲ここが始まりの鳥居。朝6時です。気温が急に上がったせいか、濃霧の中を歩き始めました。





▲カラマツの葉や蜘蛛の巣もびしょびしょ。フジアザミ、クサボタン、メイゲツソウは艶っぽくてキレイ。
▲ガスが抜けてついに青空が! 右奥から富士山、宝永山、双子山の上塚。


▲晴れたと思っても、すぐに湧き上がるガス。振り向くと雲海の上にいたことに気がつきました。
▲双子山の間を抜けると頂上に雲をかぶった富士山が姿を現しました。画面中央下の方に、鹿も映っています。


▲かなり近づいても逃げません。もちろん、向こうから寄ってくるようなことはありませんでした。



▲左の写真の看板の、奥側に進むと、細く険しい登坂路が始まります。残念ながら、天気が悪くなってきました。
▲第三火口手前。向こう側の縁まで約30分かかります。そしてその縁を越えると・・・。
▲手前の窪みが第二火口、縁を越えて奥が第一火口。そしてその先に見えるのが、富士山頂上!


▲またしてもガスってきました。富士山頂上は風が強そう。右の写真は駿河湾から伊豆半島の眺望。雲が低い!
▲本当は右側に宝永山山頂が見えるのですが、雲に隠れてしまいました。火口には多くの人が見えます。



▲宝永山山頂。先ほどの人が集まっていた火口から、1時間以上かかります。宝永山まではとにかくトラクションがかかりにくい火山礫の道が続きます。そして下山時は写真のようにすっぽりとガスに包まれてしまいました。右の写真は大砂走りから見えた山中湖。