静かな坂道

登るも下るも静かな坂道がいい

オリックス優勝、そして最高の権現岳。

先週の日曜日(23日)の夜、

中央道で小淵沢へ向かっている最中のこと。

 

ヤクルトVSオリックス

3点差で迎えた9回裏、ヤクルト最後の攻撃。

1アウト、1、2塁。

代打、内山を迎えたところで、

なんと! 笹子トンネル入り!

 

 

で、さらになんと!

 

トンネル抜けたら、同点だった!

 

 

 

そして、30日(日曜日)の夜。

同じように小淵沢に向かっている最中。

 

なんと! 1点差まで追い込んだヤクルト。

 

しかし・・・、

今度は笹子トンネル手前で、

オリックス優勝が決定してしまいました。

 

 

 

ヤクルトの守備の乱れが気になりましたが、

今年の日本シリーズは見応えがありました。

 

 

 

 

さて、先週(24日)はあまりに天気が悪くて、

早々に引き返しましたが、

今回(31日)は「登山に最適」な日和。

 

 

6時半ごろに「観音平」から登り始めたのですが、

すでに富士山が丸見え!

 

雲もなく、青空!

 

こんなに天気のいい日の登山は、

数えるほどしかありません。

 



そしてやはり、八ヶ岳は道がきつい・・・。



ここの道と比べたら、

いつもの丹沢の道はアスファルトの舗装路同然、

と思えるほど。

 

 

そのきつい道を3時間ほど歩くと、

編笠山の麓にある「青年小屋」に到着。

 

ここからの富士山も見事でした!

 

そしてここから北東方向、権現岳を目指します。

 

いきなり始まる急登。

 

所々で振り返った時に見える、素晴らしい風景!

▲右手前に編笠山、その奥に連なる南アルプス、そして富士山。素晴らしい!

 

登り切った場所にある「ノロシ場」からは、

天気がいいと、ここまで素晴らしいのか、

と思える風景が望めました。

 

南アルプスから北アルプスまで一望です。

しかもくっきり!

 

 

東側には、西ギボシ、東ギボシ、そして権現岳がそびえているので、

東側の風景はここからは望めません。

 

権現岳の頂上からは、

どんな風景なのか、楽しみで仕方がありません!

 

 

と、ワクワク感に浸るも、束の間。

 

ここから先は、足を滑らせたら一巻の終わり、なルート。

 

西ギボシまでの、ガレた道、

▲西ギボシの頂上付近から、登ってきたガレ場を振り返る。この道をまた降って帰るのか・・・。

 

ギボシまでの、クサリ場。

▲とにかく怖かった道。実はここ以上に怖かった場所がありますが、写真を撮ってる余裕ありませんでした。

 

本当に怖かったのです。

 

 

岩を掴んでいるこの手が離れたら・・・、

数センチ、谷側に足を置いたら・・・。

 

日常では絶対に味わえない、

生と死のはざまにいる感覚。

 

八ヶ岳の山々を歩いていると、時々そんな感覚になります。

 

きっと他の山でも、

そんな感覚になる場所がたくさんあると思います。

 

その感覚を魅力的、とは思えませんが、

その感覚を味わえる場所では

いつも、

想像を越える風景に出会えます。

 

そんな素晴らしい風景を見るために、

ひたすらに慎重に歩きます。

▲東ギボシから権現岳(右奥のギザギザした場所)までの稜線。まだまだ気が抜けません。

 

慎重に歩くことで身体への負担も減りますし、

精神的にも安定しますから、

特に私のような年配者には得策と思えるのです。

権現岳頂上。看板は斜面にありました。もちろん急、です。

 

▲ぽつんと丸い岩が載るのが権現岳頂上。富士山にかかる雲がかっこいい!

権現岳の北側には、手前に旭岳、その奥に赤岳やら横岳やら阿弥陀岳やらが望めます。とにかく素晴らしい!

 

▲復路。西ギボシの麓あたりから。諏訪湖もくっきり。手前左側の頂上がノロシ場。ここでお昼ご飯にしました。

▲最高の風景を眺めながら食べたのはオニギリとスープ。ぜんざいも最高でした。

 

 

権現岳からの復路、

「青年小屋」まで降り、

さらに「押手川」を過ぎ、「雲海」からさらに降りていくと、

熊笹が広がる場所に出ます。

 

木々の紅葉も少し残っていて、

道も緩やかになって、ここまで来るとホッとします。

 

ガレガレの斜面や、急勾配のクサリ場を思い出し、

今日も無事で良かった、とホッとします。

▲ほんの少し残っていた紅葉にホッとひと息。今日もありがとうございました。

 

そしてホッとしながら、

次の休みはどう過ごそうか、と考えています。

 

 

▲先週はバラバラに置いてあった飼料は、今日はキレイに整列してました。ちなみに先週は↓