静かな坂道

登るも下るも静かな坂道がいい

千葉・素掘りのトンネルをくぐって巡る

横浜の自宅から、

東京湾沿いに千葉の金谷まで走り、

金谷からフェリーで久里浜に渡って、

久里浜から自宅に戻ると、約180km。

 

東京湾一周、いわゆる「湾イチ」です。

 

ただし、125ccのオートバイ「GROM」では、

少々荷が重い距離です。

工夫が必要です。

 

でも、海沿いの走りを目一杯楽しむには、

このコースは打ってつけ!

 

と、気持ちが行ったり来たり・・・。

 

 

しかし先日、

いつも拝見しているブログに、

千葉県の素掘りのトンネルが紹介されているのを読んで

(ただしこの方は自転車で巡ってる!)

そうだ、千葉行こう

と思ったわけです。

 

▲出かけるときはだいたいそうですが、早朝に出発します。本日は自宅近くの朝日湯を5時に出発しました。

 

▲まだ、交通量がそれほど多くない産業道路を通って、「若洲海浜公園」に立ち寄ります。朝5時オープンの公園ですが、幸いなことに駐輪場は無料。ゲートブリッジ沿い(下?)にある海釣り施設は朝6時オープン。

 

若洲海浜公園からは一気に千葉の内陸部へ向かいます。市原市に入ると、気持ちのいい風景が広がりました。

 

▲飯給(いたぶ)駅前にはアートなトイレがありました。駅舎の中は地元愛が溢れていました。そしてそろそろ出発しようかという時、列車がホームに入ってきました。

 

▲本日1本目の素掘りトンネル「柿木台第一トンネル」。形状は将棋のコマのような形をしていて、“観音掘り”と呼ばれているようです。ちなみに竣工1899年!

 

▲次は柿木台第二トンネル。ここは先ほどの観音掘りとは違い、なんというか滑らかな感じのトンネル。こちらも竣工は1900年とかなり古い。

 

▲同じライン上にある3本目の素掘りトンネル、「永昌寺トンネル」。ここも観音掘りです。

 

▲永昌寺トンネルを抜けて西へ。月崎駅を過ぎて、次の「月崎トンネル」を向かう道は、残念ながら関係者以外は通行止めとのこと。

 

▲次は養老渓谷沿いの共栄/向山トンネル(2階建てトンネル)です。なんと、出口が上下に分かれていました。この日は養老渓谷沿いの道が一部通行止め。なので月崎からこのトンネルには、舗装こそしているがかなり心細い道を通って向かいました。山では「キョン」と「サル」を多く見かけました。

 

▲共栄/向山トンネルの先にある「清水代隧道」の手前にあるちょっと短めのトンネル。対してその先にある清水代隧道は、地層丸見えの細い&暗いトンネル。

 

 

▲帰り道、「山の駅・喜楽里」の駐車場奥で見られる「遠見の滝」。いわゆる“川廻しの滝”です。一見涼しいのですが、この日(7月8日)の暑さは尋常ではありませんでした。

 

▲もっといろいろと寄る予定ではありましたが、余りの暑さに断念。山の駅からは、最高に気持ちのいい房総スカイラインを走り、その後は海沿いの道に出てフェリー乗り場のある金谷へ。帰りのフェリーは爽快そのものでした。

 

 

トンネルを多くくぐりたかったので、

海沿いの道はだいぶ諦めることとなりましたが、

その分、内陸の道を存分に楽しみました。

 

もうそこし大きい排気量のオートバイで走ればもっと楽なのでしょうが、

山登りもそうですが、

楽がしたいわけではなく

楽しんで走りたいので、

今はGROMが最適なツールです。

 

そして今回の千葉・素掘りトンネル巡りも

楽しかった!