静かな坂道

登るも下るも静かな坂道がいい

コロナの後遺症

特定の店の、特定のモノが、

どうしょうもなく食べたくなることがあります。

 

どこそこの天丼とか、

どこそこのタンタンメンとか、

どこそこの純レバとか・・・。

 

 

先週、コロナに罹ってしまい、

後遺症として味覚障害を引き起こしましたが、

月曜日の夜あたりからそれも回復し、

妙に食欲が出てしまった火曜日の朝。

 

どうしてもチャーハンが食べたくなりました。

 

いつもの「満州園」の、ではなく、

もっと味が濃いヤツ。

 

しかも、デカ盛り。

 

 

探しまくって見つけたのが、

井土ヶ谷の町中華、「チャイナ飯店」。

 

とにかく美味しそう!

 

ただし、ここはデカ盛りの店。

還暦間近ゆえ、ちょっと不安。

 

 

そう思いつつも、

「玉子チャーハン・並で」と言ってしまいました。

 


そして、

出てきた重量感たっぷりの「並」に

後悔・・・。

 

揚げ焼きにした数個分の玉子が、

味の濃いチャーハンに覆い被さったスタイル。

 

ものすごく美味しいのだけれど、

食べても食べても減らない感じ。

 

 

歩いても歩いても、

一向に到着しない山登りのよう。

 

この道は間違ってないか?

準備は万端だったのか?

そもそもこの山に来たこと自体、

間違えだったのでは?

 

 

なんてことを思いながら、

朦朧とする意識の中で、

不安をかき消しながらチャーハンを食べ続け、

そして気づいた時には、

完食していました。

 

 

おいしかった!

 

でも、しばらくはチャーハンは食べられない。

いや、それ以前に、

数日は何も食べなくても平気な気分で、

「チャイナ飯店」を後にしました。

 

 

 

帰り道、

何気無く寄った「中央卸売市場」の食堂街で、

お刺身舟盛り定食が

気になって仕方ありませんでした。

 

満腹中枢がイカれたのか。

 

ん~、これもコロナの後遺症なのか・・・。