先日、シートゥサミットの
「ウルトラライトインサレーティッドマット」を仕入れました。
R値は3.1。
普段使っているクローズドセルのZライトソルが、R値2.0。
合わせて5.1なので、相当な寒さでも平気なはず。
となると、すぐに試したくなってしまい、
奥多摩の七ツ石小屋のテント場に泊まってきました。
奥多摩の山は丹沢と違ってテント泊可能な山小屋があり、
さらに、登山道も厳しすぎず、かと言って優しすぎず、
しかも天気が良ければ(どこでもそうかな)、
石尾根は最高に気持ちのいい道なので、
かなり魅力的です。
というわけで、七ツ石小屋テント場を目指し、
登山道入り口からスタートしました。
いつもそうですが、
歩き始めると「果たして歩き切れるのか・・・」という不安が
頭をよぎります。
でも10分も歩くと、そんな気持ちもすっかり無くなり、
そして、やはりいつもそうですが、
ニヤけています。
▲道には雪がないものの、斜面の所々には残雪あり。
なぜ、ニヤけるのか?
いずれ私は、歩けなくなるでしょう。
自転車を漕ぐことも、できなくなります。
そのことを思うと、今、
こうやって歩けることに喜びを感じ、
ニヤけているのだろう、と結論づけました。
出発してから約2時間、4.5km。
「堂所」に到着。
ここまでは緩やかで、落ち葉でふかふかの道でしたが、
ここからはちょっと斜度が上がります。
でも、西側に富士山が常に望め、
なかなかに気持ちのいい道です。
そしてさらに急登になる頃、
七ツ石小屋に到着しました。
今日のテント泊は私だけ!
あまり広くないテント場ですが、
どこに張ってもいいよ、と言われると、
どこに張ったらいいのやら、と貧乏性炸裂です。
まぁ、まだ10時ですし、とりあえず大荷物をデポして、
七ツ石山、そしてその先まで歩くことにしました。
以前、雲取山まで登った時は、
大荷物ゆえ、七ツ石山を迂回して歩きました。
今回、初めての七ツ石山でしたが、
その素晴らしい眺望に息を飲みました。
丹沢から富士山、そして南アルプスまで、
くっきり一望です!
さらに北側には、石尾根が伸び、
雲取山もくっきりです!
雲取山を最終目的地にする人が多いですが、
私は七ツ石山を目的地にするのは大アリだと思いました。
というわけで、しばらく七ツ石山でボケーっとしてから、
北側に下り、ダンシングツリーを眺め、
石尾根を歩いてヘリポートまで行きました。
▲丹沢の鹿と違って、警戒心が強いです。以前はこのヘリポートのちょっと先にもテント場がありました。眺望最高のテント場だったようです。
そこから先、
小雲取山まで歩こうか、とも思ったのですが、
石尾根のぐちゃぐちゃ道に意気消沈していて、
戻ることにしました
もちろん、再び七ツ石山に登り、
再びボケーっとしてからテント場へ。
▲七ツ石山までの斜面に、ピンッと真っ直ぐ立つカラマツ。力強さを感じました。
貸切のテント場で、しばらく猫ちゃんと和んだあと、
寝床の設営と夕食の準備に取り掛かり、
本日も無事に過ごせたことに感謝しました。
▲オレンジ色のエアマットが今回新たに仕入れた装備。その下にZライトソル。シルバーのシートは100均で買ったエマージェンシーシート。これもなかなかコスパがよろしい。▼これらマットの上に、シュラフ、コットンのインナーシュラフ(インナーですがこれをシュラフとシュラフカバーの間に入れて結露対策をしました)、シュラフカバーで就寝。この日は暑くて寝苦しかったです。
次の日も雲ひとつ無いドピーカンの空!
ちょっと申し訳なく思ってしまった山行でした。