静かな坂道

登るも下るも静かな坂道がいい

手術をすれば、伸びる寿命

「1年ぐらいは様子を見ないといけませんよ」

とは、主治医の話し。

 

術後、ふた月に一度の検査。

検査といっても、心電図と血液検査。

 

「心臓の動きも、すごく安定してますね」とのことで、

確かに、以前は頻繁だった“脈が飛ぶ”、なんてことが

ほとんど感じなくなった。

 

でもホントは、

手術をしても、しなくても、

状況はあまり変わらないのでは、と思っていました。

 

何しろ、心房細動だと言われていたけど

(いや、実際に症状は出ていたけど)

普通に山歩きはしていたし、

毎年、富士山も登っていた。

 

だから、勝手に、いつの間にか治るのでは?

そう、思っていました。

 

ただ、私の家系は、

みんな心臓に欠陥がありました。

 

祖母は確か脳梗塞

父は狭心症からの心筋梗塞で死亡、

父の兄弟も、冠動脈にステントを入れてるのがいます。

 

だから、自分もこの先、あんまり長くないのでは、

と思ったのです。

 

でも、「山歩き」という楽しみを見つけてしまったので、

もう少し、不安なく歩けたらいいなぁ、と思い、

手術を決めました。

 

 

手術することは、寿命を先延ばしにするようなコトだと思っています。

しないよりしたほうが、ちょっと長生きできるだろうと。

 

その分、長く歩ける。

 

 

術後、1年は、真面目に病院通いしました。