静かな坂道

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検査結果は心房細動

実は私、今からちょうど2年前に心臓の手術をしました。

 

その年の初夏、会社の健康診断で

「心房細動です」という検査結果。

 

その検査結果を持って、近所のクリニックへ。

 

そこで心電図を採ったのですが、

そのグラフを見た看護師さんが

「せんせ〜」とワントーン上の声で先生を呼びにいき、

で、そのグラフを見た先生が、

「紹介状書くから、今からここに行って!」と

大きな病院を紹介してくれました。

 

大きな病院の、天井が高い海外のホテルのラウンジのような待合スペースで

2時間ほど待たされて、

やっと通された診察室で

循環器内科の先生が

「2ヶ月ほど様子を見ましょう」と。

そして

「結果次第ですが、手術したほうがいいと思います」とも。

 

 

 

心筋は電気信号で脈を打っているらしいです。

 

ただ私の場合、信号が出る場所が5、6か所あるらしく、

そのために、

心臓が規則正しく脈を打ってくれない(ことが多い)。

これが心房細動。

 

で、どうなるかというと、

心臓の中で血液の流れが悪くなり、

血栓、つまり血の塊ができる。

 

その血の塊が、血管を詰まらせることがある。

 

心房細動では死なないけど、

血管が詰まると死ぬんです。

 

 

だから、手術で、心臓の中にある

余計な信号を出すポイントを、焼く!

 

すると、心臓が規則正しく脈を打つようになる。

 

これで血管を詰まらせる血栓ができなくなる、ということ。

 

手術は「カテーテルアブレーション」と呼ばれる方法で行う。

(手術というより治療かな)

 

方法はネットに詳しく書いてある。

どれを見ても、患者にとって、

とても安楽な手術、という印象。

 

確かに、術中は患者は寝てるだけだし(私は全麻にしてもらいました)、

大変なのは先生たち。

 

私もそうでした。

 

目が覚めたときは、

とても静かな、

術後の処置室にいました。

 

ただし、そこからが悪夢でした。

 

ネットにはあまり書かれていない、

とても恐ろしいことを、

私は経験したんです。

 

 

これから、カテーテルアブレーションをされる方の

参考になればと、

思います。

 

結論から言えば、

私はカテーテルアブレーションをして

本当に良かったと思っています。

 

 

それでは、また。